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2021.03.22

症例②:大腸内視鏡検査

67歳の男性で、近医に高血圧で通院中、徐々に進行する貧血で受診されました。採血結果は鉄欠乏性貧血でしたので、胃カメラ、大腸カメラを行いました。
胃カメラは特に異常はなかったのですが、大腸カメラでS状結腸に茎を伴う表面が不整形の隆起と、上行結腸をほぼ閉塞する出血しやすい腫瘍があり、どちらも生検で腺癌の診断でした。肝転移、肺転移はないため、腹腔鏡下の同時切除術が行われました。ほぼ完全に上行結腸が閉塞していても、腹満、便秘、下痢などの消化器症状がでないため、毎年、検診での便潜血検査は必須であり、異常があれば内視鏡検査が必要ですね。

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